Netflixのテラスハウス「ハワイ編」の最新シーズンもあっという間に見終わってしまったので、最近は本や漫画を読んでます。最近読んだ社長本について紹介したいと思います。
ちなみにタイトルで使った「破天荒」は最近は「豪快で大胆な様子」という意味で使われることが多いですが、本来の意味は「だれも成し得なかったことをすること」という意味なんだそうです。いい意味だったのか!
運は創るもの 私の履歴書 似鳥昭雄
こんな『私の履歴書』見たことない! 度胸と愛嬌さえあれば、人生はなんとかなる。短所あるを喜び、長所なきを悲しめ――。23歳でニトリ家具を創業し、28期連続増収増益、日本一の家具チェーンに育て上げた、似鳥昭雄氏の波瀾万丈の一代記。大きな話題を呼んだ日経新聞連載を大幅加筆し、書籍化しました。 著者について
「お、ねだん以上」の価値を提供し続けるニトリ創業者の似鳥昭雄さんの自伝。30期連続増収増益!絶好調企業であるニトリの生い立ちが描かれています。
なんというか、結構ハチャメチャ。家具店をはじめる前の、アルバイトでスナックの取り立て屋をしていた当時の話、契約は取れないけど花札が強かったから首にならなかった営業マン時代の話などなど、かなり赤裸々です。
似鳥家具店をはじめてからも、営業部長の不正、身内との裁判などなかなか重めの展開もあるのですが、似鳥さんの人柄があってか、いつも前向きで楽しく読むことができました。
今期(2018年2月期)ニトリは海外16店舗を含む61店舗の新店舗を予定しており、期末の店舗数は国内外計で532店舗、中国では10店舗を計画しているそうです。
安売り王一代 私の「ドン・キホーテ」人生
今年6月期には売上高約6500億円となり、ついに三越伊勢丹を抜いたドンキホーテ。同社を率いてきた安田隆夫CEOは、普通の企業人とは大きく異なるユニークな経営哲学の持ち主だ。若い頃、安田氏は麻雀やパチンコで食いつなぎ、29歳の時、東京・荻窪でディスカウント店「泥棒市場」を始める。 しかし商品は売れず、仕入先には騙され、たった1人で思い悩む日々……。ある晩、遅くまで商品を荷解きしていると、飲み会帰りのサラリーマンが「それ、買える?」と声をかけてきた。都市部では夜型生活の客が多くおり、深夜にこそ売るチャンスが転がっていることに気づいた。それがドンキの始まりだった。
クパチーノにあるよく行く日本食スーパーのマルカイがドン・キホーテグループだということを知り、ドンキグループはハワイだけでなく海外展開を進めているのかー!ということで、読んでみました。
なにせ最初にはじめたお店の名前「泥棒市場」ですからね…。その理由は「とにかく目立ちたかったから」&「看板のスペースが4文字だったから」。これまた豪快な創業社長の自叙伝です。
ただ読み進めるうちに「泥棒市場」と名付けちゃうこの社長の勢いが、初期のドン・キホーテを牽引していたんだなぁと思います。
またドン・キホーテは住民反対運動や連続放火事件など、ワイドショーを騒がせたことも度々ありましたが、その時の内部の様子を読むと、あらゆることに真摯に向き合い対応していたことがわかります。
小難しい御託ではなく、実体験に基づく話、そしてその語り口調はとても親近感がもてて、あっという間に読んでしまいました。
アイリスオーヤマ 一目瞭然の経営術
アマゾンで家電を検索すると最近よく目にする「アイリスオーヤマ」の商品。しかも安価で結構レビューも良い!最近はヨーグルトメーカーが400レビュー越えで人気です。
ということで、気になっていたアイリスオーヤマ。社長自叙伝を探すもKindle対応しておらず…。今回は、Kindle対応していたこちらの本を読んでみました。残念ながら自叙伝ではないですが、随所に大山社長へのインタビューも織り込まれているので、その人柄を垣間見ることができます。
毎年1000アイテム以上の商品を世に送り、ヒット連発。不況でも営業利益は前期比47%増! 知られざる日本最強メーカーベンダーの戦略と思考法を初公開!
なんとなくよく見るなーとは思っていましたが、アイリスオーヤマは年間1000アイテム以上の新商品を市場に投入しているんだそうです。想像をはるかに超えて多かった!気にせず飲んでましたが「とうもろこしのひげ茶」もアイリスオーヤマの商品です。
「モノを作るのは目的ではなく手段」として、園芸、ペット、収納や家電品、LED照明といった様々な素材、様々なジャンルの商品を作り、業種は複数にまたがっていますが、共通するのは『快適で便利、安心で安全』な生活を送るための商品であること。
といいつつ、最初はプラスチック成形業を営む小さな町工場から出発した企業なんですよ。驚きです。近年は積極的に中国展開を進めています。
他にはこちらも社長自叙伝ではないですが、大戸屋の息子本も読みました。大戸屋ってお家騒動があったんですね!引っ越してからだったので知らなかった!
過去の記事なども引用しつつ、食堂の多店化を実現したお父さんについて書かれているのですが、できれば本人の自叙伝が読みたかった!