最近あまり本を読んでないなぁということで、この数週間でビジネス書やサブカル本を乱読しています。
前回更新した「違う世界を見てみたい!オススメのルポタージュ本あれこれ」に続き、今回はマニュアル本を中心にリストアップしました。どの本もオススメですよ!
1. 一流の記憶法: あなたの頭が劇的に良くなり「天才への扉」がひらく
記憶法は、誰もが習得するべき技術である。 記憶法を習得すれば、「短時間で大量の情報を記憶できるようになる」「勉強時間が半減する」「日常のちょっとした物忘れがなくなる」「(記憶力の向上に伴い)知識が増え、発想力・問題解決力が高まる」……といった、さまざまなメリットを享受できる。 本書では、記憶について必ず押さえておくべき9原則と12の記憶術を紹介している。 ここで紹介する記憶術は、記憶力世界選手権に参加するプロ選手にも使われている確かな方法である。
Kindle形式のみの書籍でたったの298円です。かなりのお買い得。記憶を体系的に学ぶことができます。まず何かを覚え、思い出すには、以下の3段階をへる必要があります。
(1)記銘(符号化)-> 情報を記憶として取り込むこと
(2)保持(貯蔵)-> 記銘した情報が一定時間保たれること
(3)想起(検索)-> 保持されていた情報が、言ってい時間後に外に現れること
この3つの段階のうち1つでも抜け落ちていれば、情報を思い出すことは出来ません。
この本には、上記の3段階をうまく機能させるためのテクニックが、具体的な習得プロセスと共にまとめられています。私はおそろしく記憶力が悪いのですが、この本を読み、私の中での”記憶”というものが整理しなおされたことで、私も記憶力鍛えられるのでは!?という気持ちになってきました。
2. 損する結婚、儲かる離婚
大人の男女にとって最大のリスクは「結婚相手」である。実際の結婚と離婚でどう金が動くのか、世間には驚くほど正確な情報が伝わっていない。知っているはずの弁護士も建前しか話さないのだ。しかし、結婚相手選びは株式投資と同じ。夫婦は、ゼロサムゲーム=お互い食うか食われるかの関係にある。そんな身もフタもない男女のマネーゲームの真相と、適切な結婚相手の選び方を、具体的なケースをもとに解き明かす。
共有財産、婚姻費用、慰謝料、養育費など離婚にまつわるお金のやり取りが丁寧に説明されています。その上で、離婚裁判中も容赦なく請求され続ける婚姻費用の話や、芸能人の慰謝料がなぜ高いのか?など、離婚にまつわるお金の話が赤裸々に語られています。
特に気になったのは「女性が愛人でも報われるための分岐点」。平凡な男と結婚するのか、あるいは稼ぎのいい男性と未婚のまま子を産むのかを比べて、未婚の母のほうが経済的に有利になる所得格差の分岐点(事実婚やシングルマザーの養育費が正妻の婚姻費用を上回るための年収)なんてものもあって、身も蓋もないですが面白かったです。
3. たった一通の手紙が、人生を変える
ベストセラー作家、水野敬也が初めて語る「心を動かす手紙の技術」! 手紙は、誰もが日常的に扱えるものです。でも、この力を本当に活用できている方は、ごく少数。本当なら、ふつうなら会えない人に会えたり、身近な人に心から喜んでもらえたり、といった、素晴らしい現実を導くツールなのです。本書は、水野敬也の経験にもとづいた実践的な手紙の力が身につき、さらに読後に静かな感動をおぼえる、新しい名著です。
私が大好きな水野敬也さんの本。テーマは手紙ですが、メールとか普段のコミュニケーションとかもそうだよねーという内容がちりばめられています。その昔、田口さんのブログで水野さんの手紙が公開されてて(探したら2007年だった!)、こういう手紙を1人1人にかけるってすごいなーと思ったことがあったので、その裏側が読めてよかったです。
4. 親孝行プレイ
親孝行したいとか親は大切だとか、“思っている”だけでは気持ちは相手に伝わりません。親孝行は、具体的に行動しないと意味がないのです。どうせなら徹底的に親を喜ばせてあげたい。そこで忘れてはならないのは、相手が親だからこそ「誰よりも気を遣い、誰よりもサービス精神を持ち、誰よりも接待感覚を忘れてはならない」こと。とにかく行動。初めはぎこちなくてもいいじゃないですか。著者が実際にやっている親孝行の数々。これ、感動します。
軽く1〜2時間で読める本です。親孝行をプレイとして捉え、実際に筆者が行っている親孝行プレイの数々を丁寧に紹介してくれています。ちょっと古い本なので、情報が多少古く感じるところもありますが、大事なのはマインドですから!
子供は「そう言えば大人たちが喜ぶ」ということを充分知ったうえで、さらに自分の「子供」というキャラクターも踏まえて、「わかったようなこと」をわざと口にしたのである。 なぜ子供がそんなことを言ったのかといえば、それは大人たちにウケる喜びであったり、その後の「お年玉」「お小遣い」というギャラのためであったりするのだが、この例から知ることができるいちばん重要な点は、このようなことである。「子供は小さいことから、親や大人を喜ばせるプレイをしている」 親孝行は心でするもの、親孝行に計算や打算はいらない、とする古びた固定観念は、この例から見ても明らかなように、今すぐ捨てなければならないのがわかるであろう。
このくだりを読んで「確かに!」と思ってしまいました。計算や打算ありでもいいじゃない!
5. 完全教祖マニュアル
多くの人をハッピーにしながら、大きな尊敬を受ける──教祖ほどステキなビジネスはほかにありません。キリスト教、イスラム、仏教などの大手伝統宗教から、現代日本の新興宗教まで、古今東西の宗教を徹底的に分析。教義の作成、信者の獲得の仕方、金集め、組織づくり、さらには奇跡の起こし方──あらゆるシチュエーションを実践的に解説した本邦初の完全宗教マニュアル。