今年もっともハマったことといえば、間違いなく青木ファミリーだと思います(プロダクトハンターと全然関係ないけど…)。世界展開している鉄板焼きBENIHANA創業者のロッキー青木、そしてその息子で世界的なDJとして活躍するSteve Aoki。この2人、どっちもぶっ飛んでてスゴイので、もしご存知なかったらぜひ皆さんにも知っていただきたいです。

きっかけはアメリカで会った日本人シェフ

2月頃、お寿司屋さんに行った時に寿司職人さんから「アメリカで飲食店をはじめたのはロッキー青木の影響かなぁ」という話を聞きました。また某有名焼肉店のオーナーも昔BENIHANAで働いたことがあるというではありませんか。

ロッキー青木もBENIHANAも渡米前は全く知りませんでしたが、アメリカで食関連の日本人に影響を与えているロッキー青木という人はどういう人なのか、すごく気になったので調べてみました。

人生死ぬまで挑戦だ!

では簡単にロッキー青木のWikiから、そのすごさはすぐ感じられると思います。興味がある方は、英語版も色々追加情報があるので合わせ読みがオススメです。

1959年、レスリング日本選抜で米国遠征し、そのままアメリカに残る。
1962年、ニューヨークのハーレムで移動アイスクリーム屋を開き成功を収める。
1962年、レスリング全米選手権で優勝し、レスリング選手として活躍。
1964年、米国選手としてオリンピック選手に選ばれるも市民権がないため出場できず。
1964年、鉄板焼きレストラン「BENIHANA OF TOKYO」店をニューヨークに開業。後に「BENIHANA」は米国内80店を含む世界110店舗を展開する、一大日本食チェーンとなる。
1975年、バックギャモン(ボードゲーム)の全米チャンピオンになる。
1980年、パワーボート(海のF1)世界大会で2位になる。
1982年、4人乗り気球「ダブルイーグルV」での太平洋横断を行う。

オリンピック候補選手で、ビジネスでも成功してて、さらに気球で太平洋横断したりしています。なんかすごい人です。日本人でこんな規格外の方がいたんだなぁとびっくりしました。

ロッキーさんの書籍「人生死ぬまで挑戦だ!」が読みたかったのですが、絶版で中古本もなかなかいいお値段のため渋っていたところ、友人がロッキーさんの著書「虹をつかめ」「パワー・ビジネス―ユダヤに学んだ巨財をつかむビジネス哲学」を貸してくれました!なかなかオレオレ節があふれる内容で、それも含めて面白かったです。

ついでに3人目の奥さんの本「基本は誰も教えてくれない日本人のための世界のビジネスルール」も読みました。

すっかりロッキーファンになったので、今年BENIHANAデビューしました。2回目には誕生日月の割引を使うなど、ちょっとだけBENIHANA通になれました。

普通に美味しいですし、目の前で焼きながら行われるパフォーマンスも楽しいので、ロッキー青木ファンでなくてもオススメのレストランです。BENIHANAの動画↓

息子はSteve Aoki、娘はデヴォン青木

ロッキーさんは3回結婚しており、子供が6人いるんですが、最初の奥さんとの間にDJのSteve Aoki、2人目の奥さんとの間に女優のデヴォン青木がいます。デヴォン青木は知ってたので、こんな強烈な父親の子どもだったんだなぁと改めて驚きました。

Steve Aokiの名前は聞いたことがあったものの、あまり音楽も詳しくないのでよく知らず。そんな時にNetflixでSteve Aokiのドキュメンタリーがリリースされるというではないですか!予告編を見たらロッキーさんについても結構語られてるみたいだし、公開後すぐに見ました。

I’ll sleep when I’m dead

最高にクレイジーな日本人親子のドキュメンタリーでした。ぜひみんなに見てほしい!EDMのDJだし、何となくチャラいイメージがあったんですが、このドキュメンタリーを見ると全く違います。I’m always thinking, “I got a lot more to go. I got a lot more to do.” さすがロッキー青木の息子。

ドキュメンタリーのプロデューサーは「二郎は鮨の夢を見る」のデヴィッド・ゲルブ。ジャンルは全然違うけど、親子を描いているという点では、共通するものがあります。

ということで、このドキュメンタリーは今年5回ぐらい見てまして、やっぱり本物見たいなぁと思ったので11月にラスベガスまでSteve Aokiを見に行ってきました。30代にして人生初のプールパーティー。

Steve AokiのInstagramより。このやじるしの先にいるのが私です。がんばった。

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この親子の偉業にふれていると、「リミットは自分で作っちゃってるもので、とことんやるかどうかは自分次第だよなぁ」とか、「時流に乗るって大事だよなぁ」とか、色々考えさせられます。

私自身、あまり芸能人のファンとかになるタイプではないのですが、今年はとにかく青木ファミリーのファンになった1年でした。

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