コロナ禍ということもありホームフィットマシン&サブスクのサービスが人気&話題です。会員数360万人超えのPelotonを筆頭に様々なサービスが出てきています。

とはいえ、世の中にはたくさんのエクササイズアプリがあるし、YouTubeには無料動画もある、わざわざ高価なマシンを買わなくても、安いルームランナーみたいなのもある。なぜ?マシン&サブスクがトレンドなのか?

スタンフォードショッピングセンターにPeloton、Mirror、Tonalのショールームがあったので実際に行って試してみました。

Peloton

最近はビヨンセともパートナーシップを発表、会員数は360万人にのぼり、2021年度は$3.9Bの売り上げを見込んでおり、絶好調のPeloton(ペロトン)。

Pelotonを体験して、もうこれはジムの代替ではなくて、ジムを超える体験ができるサービスなんだと思いました。ネットフリックスも最初はレンタルビデオの代替でしたが、今はもうレンタルビデオ以上ですよね。そういう感じ。ジムの代替だと思っててごめんなさいという気持ちになりました。

詳しくは日経MJへの寄稿記事で書いているので、こちらを参照してください。

●「自宅フィットネスバイク」人気のワケ ライブ配信や没入感…手軽に
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO66414660Z11C20A1H56A00

スペースの都合で書ききれなかったポイントもあるので、追記しておくと↓

○ライブで参加している臨場感
クラスによってはライブ参加者が1万人を超えることもある。またライブで参加すると、お気に入りのインストラクターに誕生日を祝ってもらったり、50回目などの記念ライドを祝ってもらえたりする。つまり1万人の前で、推しメンに「Akane, Happy Birthday!」とか言ってもらえる。これは熱い。

○ユーザー同士つながれる
ユーザー同士、顔なじみになったら、お互いをフォローすることもできる。フォローしているメンバーがエクササイズをはじめたら通知がくる仕組みがあったりして、何気ないところで「私もやらなきゃ」という気持ちにさせられる。フォローワー同士はお互いが許可すればビデオ通話しながらクラスを受けることができる。フェイスブック連携でリアルの友人と繋がることもできるし、前述の通りペロトン内で知り合った友人と繋げることもできる。

○ソーシャルメディアの効果的な活用
インストラクターはインスタやフェイスブックのアカウントを持っていて、容易に探せるようになっているので、フォローすることで、さらに親近感を抱くことができるようになっている。またPelotonがフェイスブックやインスタで、ユーザー同士のコミュニケーションを積極的に喚起している。

Mirror

6月にLululemon(ルルレモン)に買収されて話題のMirror(ミラー)。鏡型なので使っていない時はただの鏡。PelotonやTonalなどと異なり、スペースを取らず、狭い家でも置きやすいのがポイントです。

実際に試してみた感想は、モニターの上に鏡がある感じで、思ったより鏡でした。ただ映像は目が慣れるのに少し時間がいる感じ。鏡の中のインストラクターが小さくて「お伽話で鏡に閉じ込められちゃったお姫様」みたいな感じで、ちょっと不思議な感じでした笑。

そしてなんと!タッチパネルじゃなかった!タッチしようとしたら、「これアプリからじゃないと操作できないんだよー。タッチすると鏡が汚れちゃうからね」と店員に止められました。確かにそうだけど、タッチできそうな雰囲気なのにアプリ操作て!なんか微妙…。せっかくハードがあるのに、ハード単体で完結できないのは、残念な気がしました。

次のプロダクトアップデートでカメラがついて、パーソナルトレーニングもできるようになるそうです。またユーザー同士のインタラションも増やしていくようで、店員の話を聞くにMirrorはPelotonの全体的なUI/UXを真似て行こうとしてるんだなーと思いました。

ハードは1,495ドル、毎月のサブスクは39ドル。2020年11月に私が見に行った時点では、タッチパネルの件ふくめ、色々期待していただけに期待外れだった感があります。。とはいえ、Lululemon傘下になって、今後大きく変わる可能性もあると思うので、今後に期待です!

Tonal

筋トレ系マシーンのTonal。これはマシンがすごかった!簡単な画面のタッチ操作で荷重のコントロールができて、スクリーンの左右の棒がいい感じにトランスフォームしてくれて、色んなトレーニングができます。すごいイケてる!

コンテンツはオンデマンドのみで、Pelotonのようなライブクラスは現時点ではなし。筋トレといえば、「パーソナルトレーニングもあるの?」と聞いたところ、AIが過去のトレーニングのデータを分析して、適切な負荷を提案したりしてくれるAIパーソナライズはあるけど、人間によるパーソナルトレーニングはないとのこと。

マシンはすごくいけてるので、コンテンツの充実が今後は肝になりそうだなーと思いました。

スタンフォードショッピングセンターでは、Pelotonの隣にショールームを設けているTonal。「Pelotonで有酸素運動、Tonalで筋トレ!みたいな感じで、合わせて買っても良いと思いますよー」みたいな営業の仕方をしていたけど、この2つのマシンが家における環境って、どんだけ広い家なんだ。。ハードは2995ドル、毎月のサブスクは49ドルです。

でもTonalのマシンは確かにすごいし、Pelotonに買収されるとかあるかもな?と思いました。

ということで、久しぶりにプロダクトハンターっぽい活動をしてみました。コロナが落ち着いたら、また色々試しに行きたいなー。

noteメルマガ↓はじめました。よかったらフォロー&登録してください。