昨年8月にスタンフォード大学にあるMemorial Churchで結婚式をあげたのですが、結婚式をあげるためには事前にマリッジカウンセラーのカウンセリングを受けることが義務づけられていました。
カウンセラーに会いに行く前に、10個のテーマにそった87の質問について2人で話してくるように言われます。
10個のテーマは、Marriage(結婚)、Background(生い立ち)、Health(健康状態)、Roles(役割)、SexualExperience(性的経験)、Social Life(社会生活)、In-laws(義家族)、Religion(宗教)、Financial Affairs(お金)、Children(子供)について。
カウンセリングでは、その中からいくつか実際に質問されたり、テーマ別に大きなギャップはなかったか?などを確認されます。
印象に残っている質問をいくつか紹介します。
[Marriage] What does loving person mean to you?
人を愛するってどんな意味?
[Marriage] What does becoming a married person mean to you? In reference to your personal life and in reference to society?
結婚するってどんな意味?個人的な意味と社会的な意味では?
[Background] What were the dominant values taught in your home? How will this influence your marriage and/or prospective family?
育った家庭で大事にされていた価値観は何?
それは結婚に、そして将来の家族にどんな影響がある?
[Roles] What do you expect your responsibilities will be in your marriage? What responsibilities do you expect your fiance to undertake?
結婚したら自分はどんな役割に責任を持つと思う?
婚約者にはどんなことを期待している?
[Roles] How much praise do you feel you need?
どのぐらい褒められたい?
[Sexual Experience] What sexual experiences have you had? Are these known to your fiance?
どんな性的経験がある?それを婚約者は知ってる?
[Sexual Experience] What expectations do you have about giving and receiving affection? sex?
セックスになにを期待している?
[Social Life] What activities will you continue to do separately after you are married? Which ones will you do together?
結婚後も妻/夫とは別で続けたいことはなに?一緒にすることはなに?
[Social Life] How much time alone do you need?
一人の時間はどのぐらい必要?
[In-laws] If a problem should come up with your parents or inlaws who should handle it?
自分の両親、義理の両親になんらか問題が起こったとき、だれがそれに対応する?
[Financial Affairs] Do you intend for all your separate property to become community property? If not, have you discussed with each other which items will remain separate?
結婚したら個人資産は共有財産になる?そうでない場合、何を分けるかは2人で話し合った?
[Children] Would you like to have children? How do you intend to make the decisions of whether and when to have them?
子どもはほしい?いつごろ?などはどうやって決める?
87問のうちの12個。セックスに関する質問などは、なかなか赤裸々です。このプロセスで認識や価値観の違いがわかり、結婚を中止するカップルもいるとのこと。
我が家の場合は幸い大きなギャップはなかったのですが、あえて言葉にして話し合うことで、双方思っていることがキチンと確認できるので、とても良いことだと思いました。
『育った家庭で大事にされていた価値観は何?』という質問が私はすごくいい質問だと思っていて、これを話したことで夫への理解だけでなく、義理の両親についても理解が深まった気がします。
マリッジカウンセリングには、この質問以外に、
「私が思う私」「私が思う夫」「夫が思う夫」「夫が思う私」
についての性格チェックがありました。ちょいと説明がややこしいのですが、私が「私が思う私」「私が思う夫」についてネットで各200問ぐらいの質問にこたえます。そして夫も「夫が思う夫」「夫が思う私」についてこたえます。その後、「私が思う私」と「夫が思う私」、「私が思う夫」と「夫が思う夫」それぞれを比較してギャップがないかを見ます。
「私が思う私」と「夫が思う私」は、ほぼ同じだったのですが、「私が思う夫」と「夫が思う夫」が結構違ってて、色々突っ込まれました(笑)
このサイト Taylor Johnson Temperament Analysis でできるようなので、興味がある方はぜひ。
アメリカのドラマや映画ではよく見る光景ですが、私にとっては人生初マリッジカウンセリング。ゆったりとしたソファーに腰掛けて、リラックスした雰囲気で、気分はMr and Ms Smithでした。