もともと料理上手ではないし、レパートリーも非常に少ないのですが、仕事をはじめてから夕飯のマンネリ化がさらにひどい!毎日代わり映えしない夕飯も味気ないので、前から気になっていたBlue Apron(ブルーエプロン)を試してみました。
Blue Apronは食材とレシピがセットで届く宅配サービス。日本でいうOisixのレシピ付きKit Oisixのようなサービスです。
2012年にスタートしたNew York発のStartupで、昨年4月にシリーズCで$50Mを調達、トータル$58Mを調達しています。TechCrunchの記事によると、月に100万食を売り上げているようです。つまり単純計算で@10ドルだと、月$10M=月12億円の売上です(1$=¥120)。2年で12億て、すごい。
類似サービスはHelloFreshやPlatedなどがあります。
Blue Apron の仕組み
- 2人分かファミリー(4人分)の2種類から選べます。
- 1人1食あたり約10ドルの価格設定。週1回、指定した曜日に届きます。3種類のレシピと材料が入っています。
- 調理にかかる時間は平均35分(と書いてある)。
私の場合は2人コースを選んだので、3種類のレシピと各2人前ずつの材料が届きました。トータルで$59.94。今回は初回で2食分無料だったので、$39.96です。
自炊と同じ基準で考えると安くはないですが、サンフランシスコは外食が高い(食事に加え15%〜20%のチップもある)ので、自炊と外食の間として考えると悪くない価格設定だと思いました。
設定しなければ毎週定期的に届くモデルですが、 下図のようにウェブサイトで自分で周期を設定することも可能です。
毎週はさすがに家計を圧迫するかな…と思ったので、とりあえずしばらくはお試しで、次は1ヶ月後に設定しています。
実際に申し込んでみた。
ずっしり重たいダンボールが届きます。中には保冷用のアイスが入っていて、配達されてからしばらく冷蔵庫に入れられない状況(マンションの荷物一時預りなど)でも問題ないように工夫されています。
入っていた食材はこんな感じ。Lacinato Kale、Fennel Bulbなど、全く使ったことのない、むしろ聞いたこともない食材が箱から出て来ました。ドキドキ。
食材と一緒に、Bouillabaisse-Style Fish Stew(魚)、Steak & Miso-Roasted Vegetable Salad(牛)、Pan-Roasted Chicken(鶏)の3つのレシピが入っていました。
他の2つはオーブンを使う必要があったので、フライパンだけでOKのPan-Roasted Chickenを作ることにしました。このレシピに使うアイテムはこんな感じ。
作ってみた。
材料が届いた時にそんな予感はしていましたが、結構大変!この料理のCooking Timeは35-45minsで設定されているものの、余裕で1時間はかかりました。わかりにくい工程は、一部サイトで動画を見ることもできます。
ニンジンをメイプルシロップ&レモン汁で煮て、そしてバターをからめて〜なんて初めての経験です。
レシピの写真とは違うものが出来上がりましたが、味は美味しかったです。
想定してなかったこと。
- 英語のレシピ、難しい…。
普段使わないレシピ独特の英単語があるので、調べる必要がありました。lemon zest?lemon wedgesって何?など。
- 下準備が必要。
Kit Oisixの場合、食材がカットされているので、同じような手軽さを想像していたのですが、全然違いました…。肉を室温に戻すなど、美味しく調理するためには下準備が必要です。
- 思ったより時間がかかる。
仕事終わりに1時間もかけて料理したくない!慣れの問題もあるんだと思いますが、もうちょっと手軽がいいなぁと思いました。
感想
色々想定外はあるものの、普段触れることのない食材にふれ、決して自分では作ることのないアメリカンな料理を作るので、非日常的な意味では面白いと思いました。でも本当は楽して夕飯にバリエーションを持たせるサービスとして利用したつもりだったんだけど…。
とりあえず月のうち1週間ぐらいのペースで続けてみようと思います。
Blue Apron http://www.blueapron.com/