他人の人生から学ぶ!自叙伝本あれこれ

book review

前回更新した「違う世界を見てみたい!オススメのルポタージュ本あれこれ」「現代を生き抜くために!抑えておきたいマニュアル本あれこれ」に続き、今回は他人の人生を覗き見れる自叙伝本を中心にリストアップしました。

1. 転んでもただでは起きるな! 定本・安藤百福

安藤百福の発明したチキンラーメンを創始とするインスタントラーメンは、わずか半世紀の間に世界で年間一千億食も食べられる地球食に成長した。この食文化の奇跡を起こした伝説的実業家とはどんな人間だったのか。世界中でミスターヌードルと呼ばれて尊敬される発明家の奇想天外な人生、常識を超えた発想の数々を集大成。

日清食品の創業者である安藤百福氏の生涯についてかかれた本。日清のカップラーメンのクオリティには毎回驚かされてますが、百福さんは48歳で念願のチキンラーメンを開発、61歳でカップヌードルを実現したその人です。「人生に遅過ぎるということはない。50歳でも60歳からでも新しい出発はある」「即席めんの発明にたどりつくには、やはり48年間の人生が必要だった」などなど、年齢は理由にできないなぁ。まじかっこいいなぁと思いました。

マクドナルド創業者のレイ・クロックさんの自伝も以前読んだのですが、レイ・クロックさんがのちに多店舗展開することになるマクドナルド兄弟のハンバーガーショップと出会ったのは52歳の時でした。自分より上の年齢の方のサクセスストーリーは、まだまだ自分もいけるぞー!という気になって元気になりますね。

2. 無一文から億万長者となりアメリカンドリームをかなえたヨシダソース創業者ビジネス7つの法則

19歳で単身アメリカにわたり、ヨシダソースを創業した吉田潤喜氏。この事業で大成功し、無一文から億万長者(年商250億円)になった著者が教える、ビジネス成功のための7つの法則。「エネルギーの法則」「パッションの法則」「チャンスの法則」「アトラクションの法則」「成長の法則」「恩返しの法則」「成功の法則」という7つの法則について、自身の経験からTIPSを語る。レバレッジ、効率、合理化などで成功できた時代が終わり、愚直に正直に情熱と誠実さをもって努力してこそ成功できる時代を生きるわれわれにとって、吉田氏の提言は胸にひびくとともに、アメリカンドリームをかなえた著者ならではのダイナミックなビジネススタイルには、ならうところが多くある。

私は自他共に認める(?)ロッキー青木ファンなんですが、一通りロッキーさんについては調べた後、「はて?ロッキーさんの他にアメリカで成功した日本人ってどんな人がいるんだろう?」と思いました。まわりにヒアリングしたところ、よく出てくるのがこの方、ヨシダソース創業者の吉田潤喜氏でした。

この書籍は自叙伝というより吉田さんがビジネスを行う上で大事だと思っているTipsがまとめられており、そのTipsの説明時にちょいちょい過去の経験が紹介されます。表紙の顔の印象のまま、全体的にゴーカイな感じでした。 

3. 黒子の流儀 DeNA 不格好経営の舞台裏

【DeNA会長が初めて明かす、企業経営とプロ野球参入のすべて】DeNA会長、横浜DeNAベイスターズ初代オーナー春田真氏が明かす、 もうひとつの「不格好経営」。DeNAの成長と苦闘の歴史の裏側、プロ野球参入の舞台裏で繰り広げられた知られざる真実を、冷静かつ大胆に綴った経営ドキュメント!

元DeNA会長の春田真氏の自叙伝。DeNA入社前の住友銀行時代、DeNA時代、そしてベイスターズ買収の舞台裏を覗き見ることができます。特に球団買収については、当時DeNA内でもほぼ情報公開していなかったということで、結構貴重な内容なのでは。私が球団買収することはないと思いますが、勉強になりました!

それから、住友銀行で働いていた30歳の春田さんが、外資系証券会社などから誘いを受けたりしている中、DeNAのウェブサイトの社員募集欄からメールを送ったというのが意外でした。南場さんに誘われたのかと思ってた!

4. 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録

大王製紙社長の長男として、幼少時代は1200坪の屋敷で過ごし、東大法学部に現役合格。27歳で赤字子会社を立て直し、42歳で本社社長就任。順調な経営、華麗なる交遊……すべてを手にしていたはずの男はなぜ〝カネの沼〟にハマり込んだのか? 創業家三代目転落の記。そして、刑期を終えたいま、何を思うのか――。出所後の独白を加え文庫化!

子会社から総額106億8000万円の資金を借り入れ、そのほとんどを海外のカジノで散財していた大王製紙の元社長会長を務めた井川意高氏(ティッシュ王子)の懺悔録。発売当時、暴露本としても話題になったので読んだことがある方も多いのでは?今年に入り文庫化しているので出所後の独白が追加されています。

ちょいちょい芸能人との交遊録が出てくるんですが、「このくだり、いる?」という感じ。1回しか会ってない人に対して感じた印象など、たまたま虫の居所が悪かった日かもしれないのに、かわいそうだなぁと思ってしまいました。話題作りとして芸能人話を入れたんだと思いますが、なんか変な感じです(笑)。

5. 紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男

とんでもない男がいた!幼いころから「美人と付き合いたい」と願い続け、そのためには大金持ちになるのが近道と、鉄屑拾い、コンドーム訪問販売、金融業など様々な商売を経て、裸一貫から成り上がった男の痛快自伝。商売が上手くいくコツ、金持ちになるための心構え、女性を口説く技から、75歳になってクスリいらずの生涯現役法まで、すべてを赤裸々に語った!文庫書き下ろし。

とにかく「美しい女性とエッチがしたい」という欲求に沿ってビジネスを拡大していく野崎幸助氏の自叙伝です。身も蓋もないですが、ある意味シンプルでわかりやすい。最初はとにかくエロジジイな感じの描写が続くので、ちょっとクドいですが、途中から普通に成り上りの話として面白かったです。

この後は、ドン・キホーテ創業者である安田隆夫氏の安売り王一代 私の「ドン・キホーテ」、ニトリ創業者の似鳥昭雄氏の運は創るもの 私の履歴書細木数子 魔女の履歴書あたりを読もうと思っています。

オススメの自叙伝あったら教えてくださいー。