愛の伝え方には5種類ある。すれ違いの原因にもなる Love Language の違い。

私が所属しているトウフプロジェクトのミーティングで話題にのぼった「The 5 Love Languages」という本があり、おもしろそうなので読んでみました。世界50ヶ国語に翻訳され1000万部以上を売り上げている大ベストセラーです。日本語の翻訳バージョンも出版されています。 この本は著者のゲーリーさんが長年マリッジカウンセラーとして多くのカップルと接する中でたどり着いた5つの愛の伝え方=5つの愛の言語について書かれた本です。5つの言語は以下の5つ!(日本語翻訳版より) Words of Affirmation「肯定的な言葉」=言葉で伝える愛 Quality Time「クオリティ・タイム」=2人の時間を過ごすことで伝える愛 Receiving Gifts「贈り物」=プレゼントを贈ることで伝える愛 Acts of Service「サービス行為」=家事を手伝うなどで伝える愛 Physical Touch「身体的なタッチ」=ボディタッチで伝える愛 それぞれの簡単な説明動画はこちら。以下の動画も3分ですが雰囲気はわかると思います。 うむ、確かにあるある!という感じです。ゲーリーさんによると人それぞれ愛の主言語があり、愛を伝えるためには相手の主言語を話すことが必要なのだそう。 「自分がされて嬉しいことを相手にすることが大事」と思ってましたが、自分とパートナーが違う愛の言語の持ち主の場合は、必ずしも効果的な愛の伝え方ではないようです。 例えば、「Quality Time」が主言語の奥さんに対して、旦那さんが「Acts of Service」で愛を伝えても「夫は家事は手伝ってくれるが、そのせいで忙しくて私とゆっくり過ごす時間がない」という不満になる可能性があります。いわゆるすれ違い。 パートナーや自分の言語タイプを知るには以下の質問を自分/パートナーについて考えてみるのが有効とのこと。 どんな風に普段愛情表現しているか? どんなことに不満を漏らしているか? どんなことを要望しているか? 自分がしている愛情表現は相手にしてほしいことの可能性が高く、また不満があるのもそこが満たされないからなので、この質問から自分/パートナーの愛の言語を導き出すことができます。 またはこのサイトの「Discover your love language」から自分の言語タイプを診断することができます。 結婚前の付き合っている状態をこの本では “in-love” 状態と呼んでますが、その “in-love” 期(恋愛状態)は長くても2年しか続きません。そこを超えた後はゲーリーさんによると「Love is Choice」とのこと。相手のために何をするのか?しないのか? 本の内容は5つの愛の言葉の解説に加え、ゲーリーさんが実際にこれまでカウンセラーとして会ってきたカップルの具体的な事例が紹介されています。具体的な事例によって、それぞれの言語の内容をより深く理解することができます。 結婚してしばらく経つ夫婦をターゲットにしていますが、「相手が嬉しいと感じるコミュニケーションの仕方」は夫婦のみならず、ベーシックなコミュニケーションの知識としても参考になると思いました。 これまで数々の英語の本(大草原の小さな家とか、ハリポッターとか…)に挫折してきた私でも読めたので、かなり英語でも読みやすい本だと思います。今年はがんばって英語の本も読む!