この数週間でビジネス書やサブカル本を乱読しています。前回更新した「他人の人生から学ぶ!自叙伝本あれこれ」「現代を生き抜くために!抑えておきたいマニュアル本あれこれ」「違う世界を見てみたい!オススメのルポタージュ本あれこれ」に続き、今回は最近読んだビジネス書を中心にリストアップしました。

社会人生活も長いので、それなりのビジネス知識はある方だと思うのですが、書籍は自分が何となくそうかなーと思っていたことを、体系立てて整理してくれていたり、また過去に学んだことを思い出させてくれたりするので、頭の整理にもなって良いですね。

1. USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

2015年10月には過去最高の月間175万人を集客し、USJの3倍の商圏人口に陣取る東京ディズニーランドをも超えて、単月ではありますがついに集客数日本一のテーマパークになることもできました。<中略>USJはなぜ復活し、大成功をおさめることができたのか? なぜ次から次へと新しいアイデアが出てきて、なぜやることなすこと上手くいくようになったのか? その秘密は、たった1つのことに集約されます。USJは、「マーケティング」を重視する企業になって、劇的に変わったのです。

USJを爆発的に成長させた森岡毅氏の書籍。ご自身の娘さんにもわかるように!ということで、とてもわかりやすく「戦略的思考の基本」と「マーケティング・フレームワークの基本」について解説されています。森岡さんの経験や具体例が提示されているので、よくわからないカタカナが専門書…ということもなく理解しやすい内容です。この本を読んでUSJに行きたくなっちゃいました!これもまた森岡さんの戦術の1つなんでしょうねー。

2. 上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え

成功を夢見て上京した青年、祐介。いい暮らしがしたい。かっこいい車に乗りたい。自分の家が欲しい。誰もが思い描く「理想の人生」を追い求めていたはずだったのだが…故郷を旅立つ息子に父が贈る夢を実現するための五つの新常識と三つの方法。

これから大学生になり上京する息子への手紙という形式で、5つの「破るべき常識の殻」と3つの「自分だけの価値観を築く方法」が載っています。私も大学に入る時に読みたかった!この本の主人公のように、その内容を素直に受け取ることができたかはわからないけど…。特に以下の部分とか、20代の私に聞かせてあげたい。

私はこれを書いている最中に、おまえにこんな質問をした。「大学時代に、やりたいことはあるかい?」ってね。覚えているかい? おまえはこう答えた。「たくさんある!」

そしていくつか具体的に挙げてくれたね。「海外旅行に行ってみたい。せっかくだから英語も話せるようになりたい。あと、自由な時間がたくさんとれそうだから、映画をたくさん見たいな。それから、楽器にも興味があるから、ギターが弾けるようにもなりたい」 どれも立派な 「やりたいこと」 だったよ。

次に私は、「大学時代」 の部分を 「将来」 に変えて質問してみた。「将来、やりたいことはあるかい?」 おまえだけじゃない。この質問をすると、多くの若者が目をそらし、肩を落としてこう答える。「まだ決まっていない…」

おかしいと思わないかい?

「やりたいこと」 というのは、本来、自分がお金を払ってでも手に入れたいと思っていることのはずだ。海外旅行をするにしても、英語をマスターするにしても、それなりのお金を払う必要がある。おまえはそれを承知でやりたいと言ったんだ。

ところが、将来のやりたいことは、「お金を稼げることの中から探す」 のが常識になっている。その常識の殻の外に出なければ、人生を通じてやりたいことなんて見つかるはずがない。

やりたいことは、そこら辺にあるものからふっとわいてくるものではない。自分がやったことのあるものの中からしか生まれてこないんだ。やらずにわかる人なんていない。

自分が一生をかけてやりたいと思えることは、時間をかけて、真剣に取り組み、工夫を重ねた経験があることの中からしか生まれてこない。

いい話だなぁ。若い頃に読みたかった本といえば、こちらもいい話満載でした。

TEDxで話題沸騰!涙が出てきて止まらない。いま日本中を熱狂させている「人生最高の感動スピーチ」が一冊の本に。
未経験、コネなし、援助なし、20人にも満たない町工場から、自家製のロケットを打ち上げるという経験から見つけた、"どんな夢でも実現させてしまう方法"。誰もが信じて疑わなかった常識を、「工夫」によって次々と塗り替えていく著者の生き様に、誰もが胸をときめかせ、忘れかけていた夢を思い出すだろう。

著者の植松さんがTEDx Sapporoで話した内容の書籍版です。「思うは招く」というタイトルのスピーチはYoutubeで250万再生されているので、見たことがある方も多いのでは?

参考リンク: TEDx Sapporo 株式会社植松電機 専務取締役 植松 努

3. エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

本書で紹介するエッセンシャル思考は、単なるタイムマネジメントやライフハックの技術ではない。本当に重要なことを見極め、それを確実に実行するための、システマティックな方法論だ。エッセンシャル思考が目指す生き方は、「より少なく、しかしより良く」。そのためには、ものの見方を大きく変えることが必要になるが、時代はすでにその方向へ動きだそうとしている。

最初に普通の翻訳版を購入し半分ぐらいまで読んだのですが、同じことを繰り返し言われるんですよね。大事なことだから何回も!エッセンシャルな部分だから特に強調しているのだとは思いますが、なんか飽きてくる。ということで、途中から漫画版に切り替えてみました。

漫画ならすぐ読める!とにかく「ときめかないモノは捨てましょう!」という、人生がときめく片づけの魔法と同じことを言っている本だと思いました。

4. まんがでわかる 7つの習慣

世界で3000万部、日本国内で160万部を突破した自己啓発本の金字塔『7つの習慣』が初のまんが化!大ヒットした『まんがと図解でわかる7つの習慣』よりもさらにわかりやすく、エッセンスをまとめました。亡き父のバーを再開すべく、バーテンダーを目指す主人公・歩が勤め始めたバー・セブン。そこへ訪れる人々の悩みと気づきが、7つの習慣の要点とリンクし、読み応えのある物語となっています。自分を変え、人生を変えたいと願うすべての人に。

読んだことがない!と人前で言いにくいぐらい有名なこの本。何度か手にとってはいるのですが、7つの割に分厚いな…と思い読まずじまいでした。「エッセンシャル思考」の漫画版を読んでから、まんがでわかる系に味をしめて、こちらも漫画版で読んでみました。

主体的である。終わりを思い描くことから始める。最優先事項を優先する。Win-Winを考える。まず理解に徹し、そして理解される。シナジーを創り出す。刃を研ぐ。漫画で読んだらすぐ読めました!

5. まんがでわかる伝え方が9割

楽しみながら読み進めていくうちに、「ノーをイエスに変える技術」「強いコトバを作る技術」が自然と身についていく実用面もさることながら、主人公の舞が思い通りにいかない毎日に四苦八苦している姿に共感したり、オネエのマリアから突きつけられる言葉の数々に思わずクスリとしたり、ときにはドキリとしたり……と、読んでいるだけで元気になれる1冊です。

ということで、またもや漫画版。伝えベタな編集者が、先輩オネエと知り合い「伝え方」の法則を学び、困難を乗り越えていくサクセスストーリーです。法則は、「イエス」に変える「7つの切り口」、相手の好きなことに寄せる、選択の自由をもたせる、認められたい欲を刺激する、あなた限定&あなただけ!という特別感を出す、チームワーク化して巻き込む、嫌いなことを回避する、選択肢を用意する、感謝を伝える、の8つ。それぞれについて使えるシチュエーションや使用例が紹介されています。

8つの法則は普段なんとなくやってることだと思うのですが、こうして並べられると頭の中が整理されます。ただこの主人公のように8つを頭に入れて「あ!このシチュエーションではこれだ!」というのはなかなか大変そうな気がしますが…。テクニックではあるものの、あまりテクニックにより過ぎず、ほどほどがよいよねぇと思いました。

ということで読んだ内容を忘れないように、ブログにまとめてみました。以下も合わせてどうぞ!みなさんのオススメ書籍も教えてくださいー!

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