韓国発のスタートアップで韓国コスメを販売しているMemebox。12月にシリーズCをクローズし、これまでの資金調達総額は$160Mに上ります。日本の隣の国である韓国からやってきて、米国のスタートアップに負けない資金調達を行っている!ということで、なかなか気になったので調べてみました。

2012年創業、事業内容は韓国コスメのモバイル通販

当初はBirchboxレビュー記事はこちら)のようなサンプルセットが箱に入って届くサービスからスタートしたMemebox。しかしながら、その事業では苦戦し、その後スキンケアとメイク用品の通販にピボットしました。ちょうど韓国ドラマ&K-POPブームもあり、韓国から中国、米国と海外展開を広げ運営を軌道に乗せました。

現在は2,900アイテムを超える韓国コスメを取り扱い、Memebox独自のオリジナルブランドも展開。韓国を中心に6つの実店舗を構えています。店舗もあるものの、あくまでモバイル通販がメイン。88%がモバイル経由の注文なのだそうです。すごいモバイル比率ですね。

創業からわずか5年で売り上げは$100M(=100億円)

現在の従業員数は550名、年間の売上は$100Mを超えるとのこと。1ドル100円計算なら100億円です。年280%で成長中で、なんと中国は1200%だそうです。2014年のYコンビネーター(米国の有名なスタートアップ養成スクール)への参加を機にサンフランシスコに本社を移し、米国での展開を強化しています。

20%の従業員が米国ベースですが、米国での売り上げは全体の15%程度。調達した資金で、米国や中国展開を強化していくようです。Yコンビネーターへの参加が米国での資金調達のきっかけだったんですね。

データドリブンなオリジナル商品作りが成長の秘訣

Memeboxは4ブランド(Bonvivant, Nooni, I’M Meme, Pony Effect)のオリジナル商品を開発しています。その数、500アイテム以上。18歳から24歳をターゲット層とし、ユーザーのサイトでの検索、クリック、シェアなどの行動履歴、顧客の購買履歴、顧客からのフィードバック、そしてソーシャルネットワークでのリアクションを分析し、一般に広がる前にトレンドをキャッチし、商品開発に活かしているそうです。

確かに従来の店舗であれば、売れている商品の情報しかわかりません。でもネットなら例えば以下のような情報も取得可能です。

  1. 検索履歴から、顧客が探しているけどなかった商品 (店舗では顕在化せず)
  2. 買おうとして選択したけれども売り切れていた色 (店舗では顕在化せず)
  3. よく見られているけれど売れてない商品 (店舗では手にとったけど棚に戻った商品)
  4. 購入後によくシェア (=評価が高い) されている商品 (店舗では顕在化せず)

店舗では顕在化しないネットならではの情報を、新たな商品開発や仕入れに反映させることは大きく売り上げに変化をもたらしそうです。

従来のブランドは商品企画&開発から実際に販売できるようになるまで15ヶ月程度かかるのに対し、Memeboxは社内のソフトウェアを駆使して2ヶ月ほどで店頭に並べることができるといいます。欲しいものが早く手に入るなら人気がでるのも納得ですね。

人気Youtuberとのコラボでオリジナル商品を販売

ビューティー系のYoutuberとのコラボにも積極的です。韓国トップランクのメイクアップチャンネルを運営するPony(めちゃめちゃカワイイ!)とパートナーシップを組んでおり、ともに商品開発も行っています。最初に売り出したアイシャドウは45分で2万セットを売り切るなど大人気のようです。

サンフランシスコのポップアップショップに行ってみた

私も年末にサンフランシスコに一時的にできていたMemeboxのお店に行ってきました。お店の様子は写真のような感じ。

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ずらーっと韓国コスメが並びます。韓国コスメといえば!のフェイスパックを購入しました。特段変わった様子はなかったですが、お会計後にたくさんサンプルがもらえるのは韓国コスメっぽいと思いました。

Memeboxが韓国から世界へと元気がよい様子を見て、日本からも日本食など、良いものをもっと発信できないだろうか?と思い色々調べてみました。キーワードはデータドリブンですね。

<参考記事>